ラクダの皆さん、きょうも冒険家を背中に乗せてうひゃひゃひゃーですか？🐫
さて、Quizletや単語帳アプリを使う時、わざわざ単語とその意味を打ち込んでいませんか？その手間、不要です！基本的に、QuizletやAnki、上級者ならKahoot!やQuizizzですら「1文字もタイプせずに」問題を作ることが可能です。今回は、「まるごと」公式サイトで教師用リソースとして公開されているデータを使って、QuizletやAnkiなどに利用できる基本的なデータの作成方法をご紹介します。
元データを入手する
この手順が一番重要です。良質な元データが入手できれば、その後の作業が圧倒的に楽になるからです。「まるごと」の場合は、レベル別に語彙インデックスが公開されているので、これを使わない手はありませんね。
Excel形式をGoogleスプレッドシート形式に変換する
お住いの地域や、宗教上の理由？とかで「Googleの各種サービスは使えない！」という事情がない限りは、ExcelよりもGoogleスプレッドシート（正式にはGoogle Sheets）に慣れておくのが良いでしょう。Excelにできないことが色々できますよ。
（参考：Google Sheetsの方がExcelよりヤバイところ | Laiken (らいけん) on Patreon）
Excel→Google Sheets変換手順
- Googleドライブの設定を開いて、[Convert uploads]にチェックを入れる
- まるごと公式サイトからダウンロードしたExcelファイルをGoogleドライブに放り込む
これでExcelファイルがGoogleスプレッドシートで開けるはずです。場合によっては、Google Sheets形式で保存する必要があるかもしれません。
以下の手順はGoogle Sheetsを利用している前提で書いていますが、もしかしたらExcelでも同様のことはできるかもしれません。
初級編：Sheet1の内容を利用する
公式の英訳データがついているという意味で、Sheet1の内容は貴重です。学習者のL1や媒介語が英語ではない場合は自動翻訳すれば対応できますが、今回はその手順は割愛します。
ここでは最も基本的なデータの利用方法として、このB列とC列のデータをそのままQuizletに利用する手順をご紹介します。
下図のように、B〜C列の3行目から、最後まで選択します。
これをそのままQuizletに貼り付けると2000件もありますから、適度な問題数に絞りたいですね。例えば、「ランダムに並べ替えて上から10件だけをクイズに使う」というようなやり方が簡単です。
上記の選択範囲はそのままで、Dataメニューから”Randomize range”を実行すると、選択範囲がランダムに並べ替えられます。この中から、好きな範囲をコピーしましょう。
Quizletにインポートする
まだQuizletを使ったことがない人は、アカウントを作成しておいて下さい。アカウントがある人は、最上部の”Create”ボタンから”Study set”を選んで、新規のセットを作成します。
下記の画面で1問ずつ手入力することも可能ですが、そんな非効率で面倒なことは、できれば避けたいですね。小さな字で分かりにくいですが、”Import from Word, Excel, Google Docs, etc.”をクリックします。
ランダムに並べ替えた語彙インデックスから例えば10行、コピーしてQuizletのインポート画面に貼り付けます。
この後は”Import”ボタンを押して、必要ならば修正等を加えて、セットを作成すれば完了です。
もっと色々できるよ
初級編としてSheet1のデータのみを使う方法を紹介しましたが、もう一つのシートにある情報を活用した、初出課や品詞ごとのデータ作成も比較的簡単にできます。機械翻訳を組み合わせる方法も今後紹介したいと思います。
らいけんが作ったGoogleシートが欲しい！
Google Sheetsのイケてる関数を駆使して、初出課や品詞ごとにフィルターしたり、各国語に自動翻訳したりできる「スーパーウルトラハンディまるごと→Quizlet変換シート」を作成しました。こちらのビデオで使い勝手がわかります。
このシートは、らいけん公式サポーターの皆さんにお分けしてます！下記のリンクからどうぞ：
「まるごと」語彙インデックスからQuizletの問題を作成する | Laiken (らいけん) on Patreon
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