ChatGPTで授業準備、採点は新しいステージへ!AIを活用した教師の業務革新(2024)

#ほぼ週刊ググレカス
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(2023-12-01追記)2023年11月30日でChatGPTの衝撃的なデビューから1年が経ちました。いち早く教育への応用を試みた本稿の内容はこの1年で随分と古くなったため、適宜更新を進めていきます。

教員として、授業の準備や採点はとても大変な作業です。そこで今回は、ChatGPTを活用した授業準備や採点の効率化について紹介します。ChatGPTは、人工知能を搭載したチャットボットです。このツールを使うことで、授業準備や採点をスムーズかつ効率的に行うことができます。今回の記事では、実際にChatGPTを使った授業準備や採点の方法をご紹介します。是非、ご活用ください。

このブログの今月のサポーターの皆さんにお礼を申し上げます:
Li02380さん、Amiさん、Cocoさん、ゴンタ=ミチさん、ナゾの冒険家さん、ヒロパンマンさん、びびあんさん、ミニヤンさん、ありがとうございます!🎉

AIと「機械学習」

AIと機械学習は、技術の分野でよく使われる用語です。AIは人間が持つ思考や学習能力をコンピュータで再現しようとする技術のことを指します。一方、機械学習は、コンピュータにデータを与え、そのデータから特徴やパターンを自動的に抽出し、その結果をもとに予測や分類を行う技術のことを指します。

言い換えると、AIは「コンピュータが人間のように思考し学習する技術」、機械学習は「コンピュータがデータから学習し、予測や分類を行う技術」ということになります。AIは、機械学習を含む技術の総称であり、機械学習はAIの技術の一つであるということになります。

ChatGPTってなに?

ChatGPTは、人工知能の「おしゃべりボット」です。人間が話しかけると、自然な言葉で答えることができます。また、話しかけられた内容に応じて、適切な答えを返すこともできます。例えば、「天気はいいですか?」と話しかけると、「今日は晴れですよ」と答えることができます。

ChatGPTは、文章を入力すると、それに対する適切な回答を生成するプログラムです。このプログラムは、大型言語モデルによって構築されています。

大型言語モデルとは、自然言語の処理能力を持ったプログラムのことです。このようなプログラムは、多くの文章データを利用してトレーニングされることで、人間が話すように自然な文章を生成することができるようになります。

GPTを授業に活用する方法

GPTを用いた授業準備には、次のような方法が考えられます。

  1. 授業の内容を入力し、GPTを用いて授業資料を自動生成する。
  2. 授業中に生じる可能性のある質問を事前に入力し、GPTを用いて適切な回答を生成する。
  3. 授業中に生じる可能性のある問題を事前に入力し、GPTを用いて解決策を提示する。

ただし、GPTはトレーニングデータに基づいて適切な回答を生成するものであるため、授業の内容や問題によっては、正確な回答を生成できない可能性があります。そのため、GPTを用いた授業準備では、事前に入力する内容や問題については、十分検討して選定する必要があります。

ここまで、すべてAIが書きました!

実は、イントロから「GPTを授業に活用する方法」までの記事本文は、すべてChatGPTが書いています。いかがですか。ChatGPTの凄さがお分かりいただけましたでしょうか。

ChatGPTに関するよくある質問とその回答を以下の記事でまとめていますので、より基本的な内容をお知りになりたい方は、ぜひご一読ください。

ChatGPTにおける教育関係者の留意点

教師の皆さんにとてもおすすめの、OpenAIが公開しているページがあります。教育現場でのChatGPTの適切な利用方法や注意点について、まず最初に知っておくべきことが全て書いてあります。非常に重要な前提知識ですので、必要な時に何度でも読み返してみてください。公式サイトは英語ですが、以下の記事で日本語で読めます。

ChatGPTは「AIチャットボット」の一例

ChatGPTはAIの中でも大規模言語モデル(LLM)と呼ばれるものを応用したサービスです。LLMは自然なテキストを生み出すAIモデルなので、それにチャット機能を追加すれば人間がAIと対話できるようになります。このようなサービスを「AIチャットボット」と呼び、2023年にはChatGPTの後を追うように様々なAIチャットボットが発表されました。以下にいくつか有名なものを挙げます。

  • ChatGPT
  • Bing Chat(Copilot)
  • Claude
  • Bard
  • Llama 2
  • You.com
  • Grok
  • Amazon Q

ChatGPTではできないこと

どのAIにも「できること」と「できないこと」があります。上でChatGPT自身が説明してくれた通り、大型言語モデルは人間が話すような自然言語で「それっぽいことを言う」のが得意なAIです。ですから計算や論理的な処理は得意ではなく、かなり間違えます。そういう意味でも人間的と言えるかもしれません。

本稿執筆時点で、ChatGPTは以下のようなリクエストには上手く答えられない可能性が高くなります。

  • 2021年2023年4月以降の情報への問い合せ
  • 正確な計算
  • 高度な数学的証明
  • 学習データに無い、あるいは非常に少ない話題に関する正確な回答
  • 倫理的に問題がある要求

詳しくは、上記の「ChatGPTにおける教育関係者の留意点」をお読みください。

ChatGPTの使い方

以下のサイトから申し込むだけです!あまりにも簡単です。

ChatGPT

現在は無料で利用できます。世界中からアクセスが殺到してるので、高負荷の状態が続いてChatGPTにアクセスできなくなることもあります。その場合は他のBing ChatやClaudeなどを試してみてください。

AIチャットボットに人間が話しかけるときのテキスト(命令や指示、質問など)を「プロンプト」と呼びます。AIチャットボットはプロンプトの書き方で結果の良し悪しが大きく変わります。 以下の記事では、ChatGPTの能力を引き出すためのプロンプトの書き方について紹介していますので併せてどうぞ。

ChatGPTで授業準備をしてみた:授業計画と時間配分

さあ、ではいよいよ実際にChatGPT使って授業準備をしてみましょう。ここからは、一部の注意書きを除き、筆者が実際にChatGPTに与えた命令文(これをプロンプトと呼びます)が見出しに、ChatGPTの回答が本文になっています。

今日の授業ではExcelのvlookup関数を教えます。90分授業の時間配分をしてください。

今日の授業ではExcelのvlookup関数を教えます。90分授業の時間配分をしてください。

ChatGPT
ChatGPT

90分授業の時間配分を提案すると、次のようになります。

  • 第1部:vlookup関数の基本概念と使い方(15分)
    • vlookup関数とは何か
    • vlookup関数の構文
    • vlookup関数の使用例
  • 第2部:vlookup関数を用いた実践演習(45分)
    • vlookup関数を用いたデータ検索の例題
    • 各自がvlookup関数を用いた演習を行う
    • 演習の結果について全体で議論する
  • 第3部:vlookup関数を用いた応用例とその解説(30分)
    • vlookup関数を用いた応用例を紹介する
    • 応用例の解説を行う

このように、vlookup関数の基本的な使い方を理解するために、実践的な演習を行う時間をとり、さらに応用例を紹介し、その使い方を解説することで、学習者がvlookup関数を効果的に活用できるようになるよう、授業の時間を配分することができます。

CEFR A2レベルの、社会人の生徒のための45分間の英会話レッスンの授業計画を立ててください。時間配分も含めてください。

CEFR A2レベルの、社会人の生徒のための45分間の英会話レッスンの授業計画を立ててください。時間配分も含めてください。

ハルシネーションに注意:ここで「CEFR A2レベル」という怪しい用語が出てきました。これは外国語教育、特に英語教育において頻繁に参照される指標で、学習者のレベルを分類するのに非常に便利なものです。A2は「最も身近な分野(例えば、ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、雇用など)に関する文章やよく使われる表現を理解できる」レベルを指します。

果たしてLLMがこの指標に沿ったテキストを生成してくれるでしょうか。筆者は結果を検証したわけではありませんので、賢明な読者の皆さんはこのようなプロンプトの使い方を鵜呑みにしないようにお願いします。

生成例1

ChatGPT
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授業計画

  • 10分間: 生徒同士の会話の場を作り、お互いに自己紹介する。
  • 15分間: 日常生活でよく使われるフレーズや表現を学ぶ。例えば、”How are you?”や”I’m good, thank you.”など。
  • 10分間: 話題を提供して、生徒がそれについて英語で会話する場を設ける。例えば、”Describe your favorite food.”など。
  • 10分間: 授業で学んだフレーズや表現を使って、英語でゲームをする。例えば、”私はあなたが好きです”というフレーズを使って、会話の合間に挟むゲームなど。
  • 最後に、生徒からの感想やフィードバックを聞く。

生成例2

ChatGPT
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【授業計画】

  • 5分間: 自己紹介と目的の確認
  • 10分間: 今日のテーマ「職場でのコミュニケーション」についての会話
  • 10分間: パートナーとの交換、自分の意見や経験を話す練習
  • 10分間: 会話のキーワードやフレーズの確認、使い方の説明
  • 10分間: パートナーとの会話を通して、使用したフレーズや表現を復習する
  • 5分間: 次回の授業内容の紹介とフィードバックの聞き取り

【目標】

  • 職場でのコミュニケーションについて、自分の意見や経験を話すことができるようになる
  • コミュニケーションに必要なキーワードやフレーズを理解し、使いこなせるようになる
  • パートナーとの会話を通して、英語での表現や会話の流れを学ぶことができる

ChatGPTで授業シラバスを書いてみた

ChatGPTはシラバスも書いてくれます。もちろん、このまま提出することはできませんが、科目名を与えただけで、15回分の授業計画まで作ってくれます。下書きとしては十分な品質ではないでしょうか。

大学3〜4年生向けの授業「ネットワーク社会論」の授業で扱う範囲と、前提となる知識理解を400字以内で説明してください。

大学3〜4年生向けの授業「ネットワーク社会論」の授業で扱う範囲と、前提となる知識理解を400字以内で説明してください。

ChatGPT
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「ネットワーク社会論」は、現代社会におけるネットワークの構造やその影響を分析する社会学分野の授業です。この授業では、インターネットやSNSなどのネットワーク技術が社会にどのような影響を与えているかを、社会学的視点から検討します。

前提となる知識としては、社会学の基本的な概念や方法論の理解が必要です。また、インターネットやSNSなどのネットワーク技術についての基礎的な知識があることが望ましいです。

この授業では、インターネットやSNSなどのネットワーク技術がもたらす社会的影響について、社会学的な視点から検討します。例えば、インターネットがもたらす共有情報の拡大や、SNSがもたらすコミュニケーションの変化などを分析します。また、これらの変化がもたらす社会的影響についても議論します。この授業では、大学3〜4年生向けに、社会学的な視点からの理解を深めることができるような内容が提供されます。

この授業の15週分の授業シラバスをタイトルのみ書いてください

ChatGPT
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  1. ネットワーク社会の概念と意義
  2. インターネットと社会の変容
  3. SNSと社会の変容
  4. 社会のグローバル化とネットワーク
  5. 組織とネットワーク
  6. 個人とネットワーク
  7. コミュニティとネットワーク
  8. ネットワークと情報の流通
  9. ネットワークと権力
  10. ネットワークと倫理
  11. ネットワークと法律
  12. ネットワークと文化
  13. ネットワークと教育
  14. ネットワークと経済
  15. ネットワーク社会の未来像

大学生にとってシラバスを熟読することがいかに重要であるかを短い箇条書きで説明してください

大学生にとってシラバスを熟読することがいかに重要であるかを短い箇条書きで説明してください

ChatGPT
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  • シラバスには、授業の内容や評価方法などの情報が記載されているため、授業に備えることができます。
  • シラバスは、授業の意図や目的がわかるため、学習する内容を理解しやすくなります。
  • シラバスには、授業で提出するレポートやテストの日程が記載されているため、予定を立てる際の参考になります。
  • シラバスを熟読することで、授業の評価方法がわかり、自分の学習方法を見直すことができます。
  • シラバスを熟読することで、授業でやることを事前に理解し、より効果的な学習ができるようになります。

ChatGPTで授業用の教材を作ってみた

自然言語を得意とするChatGPTは、語学の教材作成と相性がよく、例文作成や語彙レベルの制御に威力を発揮してくれます。

【日本語】「見てもいいですか」を使って、200字以内の短い話を書いてください。JLPT N3レベルの語彙のみで書くこと。

「見てもいいですか」を使って、200字以内の短い話を書いてください。JLPT N3レベルの語彙のみで書くこと。

ハルシネーションに注意:ここで「JLPT N3レベル」という怪しい用語が出てきました。これは日本語教育において頻繁に参照される指標です。しかし、LLMの学習データは大半が英語であることや、一般的なレベルのテキストであることを考えると、あるレベルの学習者に特化した日本語でテキストが上手く生成できるとは考えにくいでしょう。

つまりこのプロンプトは、どちらかというと「悪い例」です。果たしてLLMがこの指標に沿ったテキストを生成してくれるでしょうか。筆者は結果を検証したわけではありませんので、賢明な読者の皆さんはこのようなプロンプトの使い方を鵜呑みにしないようにお願いします。

ChatGPT
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会社で新しい人が来ました。彼はとても面白そうで、私たちはすぐに仲良くなりました。彼が持っていたカメラを見せてもらいました。写真はとても素敵で、みんなが楽しんでいました。「これ、見てもいいですか?」と聞いたら、彼は喜んで見せてくれました。私たちは、彼の写真の世界にいつも羨ましげに見入っていました。

【日本語】アインシュタインの生涯について100字で書いてください。また、作成した文中の語彙のうち、JLPTのN1〜N5レベルの語彙をそれぞれ書き出してください。

アインシュタインの生涯について100字で書いてください。また、作成した文中の語彙のうち、JLPTのN1〜N5レベルの語彙をそれぞれ書き出してください。

ChatGPT
ChatGPT

アルベルト・アインシュタインは、20世紀を代表する物理学者であり、相対性理論や幾何学的な重力の理論を提唱しました。彼の生涯は、ヨーロッパからアメリカに移り、最終的には米国市民権を取得するまでになりました。

N1: 物理学者, 相対性理論, 幾何学的, 重力理論, 提唱
N2: 生涯, ヨーロッパ, アメリカ, 米国市民権
N3: 代表する, 20世紀
N4: 移り
N5: 最終的に, 取得する.

筆者注:この例から分かる通り、語彙のレベル分けは明らかにおかしいですね。ここは人間のダブルチェックが必要なようです。ChatGPTは「JLPT」という単語を知っているかもしれませんが、その指標に沿って単語を分類できるかどうかは別の問題です。

【日本語】「クリアファイル」と「そうなんですー」という表現を使って、「Cocoすん」と「わおんさん」の会話を書いてください。

「クリアファイル」と「そうなんですー」という表現を使って、「Cocoすん」と「わおんさん」の会話を書いてください。

ChatGPT
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Cocoすん:「わおんさん、昨日の会議の資料、保存しましたか?」
わおんさん:「ええ、クリアファイルに入れましたよ。」
Cocoすん:「そうなんですね、よかったです。でも、次回の会議までにもう一度見直しておきましょう。」
わおんさん:「了解です。そうなんです、その資料、実は前回の会議でも使用したものなんですよ。」 Cocoすん:「そうですか?じゃあ、今回は新しい資料を作成しましょう。」
わおんさん:「わかりました。よろしくお願いします。」

【英文法】will と be going to の違いは何ですか

will と be going to の違いは何ですか

ChatGPT
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will は、将来行うことを表すための「意志」の意味を持ちます。将来行われることが予定されているかどうかは関係ありません。

例: I will go to school tomorrow.(明日学校に行きます。)

一方、be going to は、将来行うことを表すための「計画」の意味を持ちます。将来行われることが予定されていることが必要条件です。

例: I am going to the park tomorrow.(明日公園に行く予定です。)

【現代史】湾岸戦争から9.11までの年表を作ってください

湾岸戦争から9.11までの年表を作ってください

ChatGPT
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1990年 1月17日:湾岸戦争が始まる
1991年 2月28日:湾岸戦争が終わる
2001年 9月11日:同時多発テロが起こる
2001年 10月7日:米国がアフガニスタンに対して空爆を開始する
2003年 3月19日:イラク戦争が始まる
2011年 5月1日:オバマ大統領が、「オサマ・ビン・ラジン大統領の死亡を確認しました」と発表する
2011年 12月18日:イラク戦争が終わる
2014年 8月19日:イスラム国(ISIL)がモスルを攻略する
2018年 12月19日:イラク政府がISILを撃破し、戦争が完全に終結する

筆者注:この年表の事実関係は検証していません。おそらくどこかが間違っていると思います。「ビン・ラジン」とかも変だし。

ChatGPTで採点・添削する

ChatGPTは文章の校正も(完璧ではないものの)、かなりの精度でできます。必要に応じて「修正点について解説してください」などと指示すれば、根拠も教えてくれます。

以下の文章の矛盾点を指摘してください:

以下の文章の矛盾点を指摘してください:

経済再生の要は、「新しい資本主義」の実現です。  市場に依存し過ぎたことで、公平な分配が行われず生じた、格差や貧困の拡大。市場や競争の効率性を重視し過ぎたことによる、中長期的投資の不足、そして持続可能性の喪失。行き過ぎた集中によって生じた、都市と地方の格差。自然に負荷をかけ過ぎたことによって深刻化した、気候変動問題。分厚い中間層の衰退がもたらした、健全な民主主義の危機。  世界でこうした問題への危機感が高まっていることを背景に、市場に任せれば全てが上手くいくという、新自由主義的な考え方が生んだ、様々な弊害を乗り越え、持続可能な経済社会の実現に向けた、歴史的スケールでの「経済社会変革」の動きが始まっています。  私は、成長と分配の好循環による「新しい資本主義」によって、この世界の動きを主導していきます。官と民が全体像を共有し、協働することで、国民一人ひとりが豊かで、生き生きと暮らせる社会を作っていきます。  日本ならばできる、日本だからできる。共に、この「経済社会変革」に挑戦していこうではありませんか。  様々な弊害を是正する仕組みを、「成長戦略」と「分配戦略」の両面から、資本主義の中に埋め込み、資本主義がもたらす便益を最大化していきます。  成長戦略では、「デジタル」、「気候変動」、「経済安全保障」、「科学技術・イノベーション」などの社会課題の解決を図るとともに、これまで、日本の弱みとされてきた分野に、官民の投資を集め、成長のエンジンへと転換していきます。  分配や格差の問題にも正面から向き合い、次の成長につなげます。こうして、成長と分配の両面から経済を動かし、好循環を生み出すことで、持続可能な経済を作り上げます。

ChatGPT
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「新しい資本主義」によって、社会的な問題を解決するとともに、持続可能な経済社会の実現を目指すとしています。しかし、文章の前半では、市場に依存し過ぎたことで生じた様々な問題が述べられており、「新しい資本主義」が問題を解決することが示されていません。そのため、「新しい資本主義」を目指すことが、問題を解決するための有効な手段であるかどうかに疑問が残る点が矛盾しています。

以下の文章の文法的な誤りを指摘してください:

以下の文章の文法的な誤りを指摘してください:

「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている。」

ChatGPT
ChatGPT

以下の文章における文法的な誤りは、「だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている。」という部分です。この部分は、「だからこそ」が前置きする内容がないため、文法的に不正確です。正しくは、「だからこそ、日本は今のままではいけないと考えている。」となります。また、文章の後半で「日本は今のままではいけないと思っている」と繰り返しているため、冗長な表現となっています。そのため、この部分を修正することで、よりスムーズかつ迅速な読解ができるようになります。

【添削】以下の文章で修正すべき点を列挙してください:

以下の文章で修正すべき点を列挙してください:

G7首脳テレビ会議に参加しました。冒頭にゼレンスキー・ウクライナ大統領が参加し、G7としてウクライナへの連帯を改めて確認し、来年の議長国として国際社会が直面する諸課題に対する取組を日本が主導する決意を示すとともに、議長国としての考えをG7首脳に説明し、支持を得ました。

ChatGPT
ChatGPT
  • 冒頭にゼレンスキー・ウクライナ大統領が参加しました。 → 冒頭に、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加しました。
  • G7としてウクライナへの連帯を改めて確認し、 → G7でウクライナへの支援を改めて確認し、
  • 来年の議長国として国際社会が直面する諸課題に対する取組を日本が主導する決意を示す → 来年の日本が議長国を務める際、国際社会が直面する課題に対して主導的に取り組む決意を示しました。
  • 議長国としての考えをG7首脳に説明し、支持を得ました。 → 日本が議長国を務める際の考えをG7首脳に説明し、支持を得ました。

YouTube動画:教師のためのChatGPTプロンプト

(2023.03.21追記)
以下のビデオでは、本記事の内容よりももう少し踏み込んで、ChatGPTを使った授業準備を実演しています。ぜひ参考にしてみてください。

ChatGPTであっという間にクイズを作成する

もう、ゼロから問題文や選択肢を考えなくてもいい!「1文字もタイプすること無く」クイズが完成します。(プロンプトは除きます)ChatGPTを使って、定番のクイズプラットフォーム、Quizizzの問題データを極めて短時間で作成する方法をご紹介します。

ChatGPTでビデオの内容を要約する

教材やプレゼンテーション、ミーティングまで、さまざまな動画素材がありますが、YouTube上のものならば簡単に要約することができます。こちらの記事で詳しく説明しています。

おまけ:ChatGPTでプログラムを書いてみた

ChatGPTはプログラムも書けます。業務効率化のためのアプリを書きたいなと思ったときに、まず下書きレベルのコードをその場で生成してもらう、という使い方ができます。

Google Apps Scriptのコードを書いて code snippet で読みやすく表示してください。Google Formsの回答結果が出力されたGoogleスプレッドシートからデータを読み取り、各行を1ページのGoogleスライドに変換します。スライドのレイアウトは予め用意されたテンプレートから取得してください。

ChatGPT
ChatGPT

まだまだ底が知れないChatGPTの教育利用

(2023-12-01追記)以上でご紹介したアイデアは、筆者が2023年の前半に試したものです。その後AIチャットボット、特にChatGPTでできることは急速に増えましたので、授業準備を効率化するためのアイデアは無限にありそうです。

あまりにも新機能が多いので、教師がChatGPTをどのように活用できるかをChatGPTに考えてもらいました。なぜなら、テクノロジーの活用が専門ではない教師が自分で考えるよりも、ChatGPTに考えさせた方がはるかに高品質のアイデアが、大量に、短時間で生成できるからです

Here’s a brief summary of what ChatGPT can do so far. based on this knowledge, create 20 ideas for teachers to improve their efficiency and the quality of the preparation for the classes. Write in Japanese:

[ここにChatGPTのリリース・ノートを入れる]

日本語で書いてください。

ChatGPTのリリース・ノート情報はこちらです。

ChatGPT — Release Notes | OpenAI Help Center

GPT-4なら、[ここにChatGPTのリリース・ノートを入れる]の箇所にOpenAIのページのURLを貼るだけでも大丈夫ですが、アイデアの数は10個程度に減らした方がよいかもしれません。

AIチャットボットではフォローアップのプロンプトが非常に重要

上記のプロンプトへの回答がいまいちだったので、続けて以下のように修正を求めました。

think about what the most painful and exhausting tasks for teachers outside the classroom are. then, rewrite the ideas leveraging the features of ChatGPT. 自然な日本語で書いてください。

AIチャットボットを使う際は、このような追加のプロンプトを入力することで欲しい情報の精度を高めていく作業が非常に重要になります。これはGoogle検索に頼っていた時代と基本的には同じで、良い回答が得られるまで根気よくインプットを創意工夫する訓練を必要とします。ですから1回だけプロンプトを打ち込んでみて、結果が気に入らないからと言って投げ出さないようにしましょう。何事も練習です。

以下がChatGPTの回答です。

ChatGPT
ChatGPT

教師が授業外で直面する最も疲れる作業を考慮して、ChatGPTの機能を活用したアイデアを以下に挙げます。

  1. 採点とフィードバックの自動化:ChatGPTを使用して生徒の提出物を素早く採点し、個別のフィードバックを生成。
  2. 教材作成の効率化:カスタムChatGPTを使って、特定のトピックに合わせた教材やクイズを迅速に作成。
  3. 保護者とのコミュニケーション:ChatGPTの音声機能を活用して、保護者へのメッセージを素早く作成し、発信。
  4. 授業計画の簡略化:ChatGPTのデータ分析機能を用いて、授業計画の効果を評価し、改善策を提案。
  5. 多言語のサポートでの対応:外国語を話す生徒や保護者へのコミュニケーションに、ChatGPTの多言語機能を使用。
  6. 最新情報の追跡:ChatGPTのブラウジング機能を用いて、教科に関連する最新のニュースや研究を追跡。
  7. 個別指導の準備:生徒一人一人のニーズに合わせた指導計画をChatGPTで簡単に作成。
  8. 教育評価の分析:生徒の成績や進捗をChatGPTで分析し、適切な指導方法を導き出す。
  9. 声による命令の簡素化:音声入力を使って、手軽に指示を出し、時間を節約。
  10. 画像分析を通じた教材の改善:ChatGPTに教材の画像を見せて、内容の適切さや改善点を分析。
  11. プロンプトを使ったアイデア発想:授業や活動のアイデアをプロンプトとしてChatGPTに入力し、新しい提案を得る。
  12. 関連返信での議論深化:ChatGPTが提案する関連返信を用いて、生徒の理解を深めるための質問を作成。
  13. 教材の複数ファイル分析:複数の参考書や教科書をChatGPTで一度に分析し、要点をまとめる。
  14. キーボードショートカットでの時間節約:ショートカットを活用して、文書作成や情報検索を迅速化。
  15. モバイルアプリでの携帯性:移動中もChatGPTを使って、授業準備や情報検索が可能。
  16. カスタム指示によるパーソナライズ:教師のニーズに合わせた指示をChatGPTに設定し、効率的に業務を行う。
  17. メッセージ制限の活用:ChatGPTの拡張されたメッセージ制限を利用して、より多くの作業を一度に処理。
  18. モバイルでのブラウジング機能:外出先でも最新情報を手軽に検索。
  19. 検索履歴を利用した情報管理:過去の検索結果を活用して、必要な情報を迅速に再確認。
  20. インタラクティブなストーリーテリング:ChatGPTを利用して、創造的な物語や教材を生徒に提供し、興味を引き出す。

いやいや、それは無いだろ、みたいなアイデアもありますが、いかがですか。非常に良いアイデアも散見されます。授業前のブレインストーミングにChatGPTを使わない手はありませんね。

ChatGPTの最新機能を授業準備に活用するための実践的プロンプト

最後に、上記で試行錯誤したプロンプトを1つにまとめましたのでご活用ください。ChatGPTのリリース・ノートのURLを貼り付けることで、現時点で発表されている最新機能に基づいたアイデアを生成できます。

ただし、これはGPT-4またはWebブラウジング機能を持ったAIチャットボット用のプロンプトです。GPT-3.5等を使う場合は、リリース・ノートの内容をコピペしてください。

Here’s a brief summary of what ChatGPT can do so far. Browse and analyze this page:
https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes

Then, think about what the most painful and exhausting tasks for teachers outside the classroom are. then, based on the knowledge above, create 10 highly practical, detailed ideas for teachers to improve their efficiency and the quality of their classes, leveraging the features of ChatGPT. 自然な日本語で書いてください。

ChatGPT
ChatGPT

ChatGPTの機能を活用して、教師の効率と授業の質を向上させるための実用的なアイデアをいくつか提案します。

  1. 音声対話機能の活用: 生徒とのディスカッションやクラスディスカッションの準備にChatGPTの音声対話機能を使用し、実際の会話形式での質問や答えを準備する​​。
  2. カスタムGPTの作成: 特定の授業内容や教科に合わせたChatGPTをカスタマイズし、生徒に特定のトピックを理解させるのに役立てる​​。
  3. ブラウジング機能の利用: 最新の情報や参考資料を調査し、授業資料として取り入れる。また、生徒によるリサーチ作業をサポートする​​。
  4. DALL·E 3を活用したビジュアル教材の作成: 抽象的な概念や歴史的出来事を視覚化し、生徒の理解を深める​​。
  5. 多言語サポートの活用: 英語以外の言語での授業準備や生徒の質問に対応する。特に外国語の授業や多言語の生徒がいるクラスに有効​​。
  6. プロンプト例と提案された返信の使用: 授業計画や議論の質問を構築する際のアイデアを得るためにこれらの機能を利用する​​。
  7. コードインタープリタの活用: 数学やコンピュータサイエンスの授業で、問題解決やコード作成の例を生徒に示す​​。
  8. GPT-4の高度な推論能力を活用: 複雑な概念の説明や、議論を深めるための質問を作成する​​。
  9. 事実性と数学的能力の向上を利用: 歴史や科学のデータ、統計に関する正確な情報を提供し、生徒の理解を支援する​​。
  10. 画像入力機能を使ったインタラクティブな学習: 生徒が撮影した写真や図表を用いて、授業中のトピックに関連する質問や課題を作成し、より実践的な学習体験を提供する​​。

これらのアイデアは、教師が授業の準備や実施においてChatGPTの機能を最大限に活用するためのものです。

9番目のアイデアなどは危うさを感じますが、なかなかよいアイデアが出たのではないでしょうか。

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