ラクダならびに人類の皆さんこんにちは!🐫🤠
ウェブクリッパー(Web Clipper)機能をご存知ですか?いまブラウザで閲覧中のサイトの情報を簡単に保存して整理するためのツールです。一昔前だとEvernoteというツールが全盛でした。
今回は単機能のウェブクリッパーではなく、プロジェクト管理もできてしまうような高機能なウェブアプリを利用したウェブクリッピングについてです。代表的な2つのサービスを比較しました!
ついに色分けにも対応!🌈Workflowy最強説

まずは筆者がエコ贔屓しているWorkflowyについてです!エコフレンドリー。褒めちぎりますよ〜。笑
“Make lists, not war.”
Workflowyとは「Google Keepの箇条書きだけを取り出して、編集機能を強化したような」ウェブ上のツールです。とにかく箇条書きでリストを作りまくるためのもので、自由にインデントしたりタグ付けしたりアイテムをまとめて移動したり共同編集したり限定公開したりカンバン方式でタスク管理したりできます!
以前はウェブサイトのタイトルかどこかに”Make lists, not war.”と常に表示されていて、とてもカッコよかったのですが、数年前に廃止されたようです。
Workflowyを使ってみたい方はこちら。このリンクを使うと、毎月使用できるリストの上限が250個も追加されるのでお得なんですって奥様!→ https://workflowy.com/invite/4c6e31a2.lnx
Chrome拡張機能:Workflowy Web Clipper
まず、上述のようにWorkflowyはウェブクリッパーではありません。Chrome拡張機能を使うとウェブクリッパーとしても便利に使うことができるよ、ということです。つまり、数あるWorkflowyの使い方の中の、1つの側面に過ぎないということですので、お間違いなきよう。
今回のお題である、リンク集を作るウェブクリッピング機能に特化した拡張機能が公式/非公式含めて、3種類ほどリリースされています。
- Workflowy Web Clipper – Chrome Web Store
これが公式のウェブクリッパー拡張機能。筆者の環境では拡張機能を開いた時点でフリーズしてしまって機能しません。インスペクターによると色々怪しいことをしていて規約違反の挙動があるせいで止まっているようにも見えますが、確かなことはわかりません。 - WorkFlowy Clipper – Chrome Web Store
名前もアイコンもめちゃくちゃ公式と紛らわしいので、ご注意。筆者が使っているのはこれです。さくさく軽快に動作します。あと一歩、使い勝手を良くしたいのですが、こうなったらもう自分で作るしか無いのかも… - Clip To WorkFlowy – Chrome Web Store
これも割と知られているようですが、筆者には合いませんでした。できることはほぼ同じですが、細かいところで仕様が異なります。
筆者の環境では公式のウェブクリッパーが動かないのですが、野良拡張機能のおかげで助かっています!
こんな風に使っています
筆者の使っている拡張機能だと、下図のリストで1〜3番目までのように「まずタイトルが来て、2行目にURLが付加される」という形式になります。タグはクリップ時にタイトルの末尾に手で打ち込むか、後でWorkflowyサイト上で追加・編集することができます。

リストの4〜5番目のように、タイトルをハイパーリンク化することも可能で、URLが見えなくなる代わりにスペースの節約になります。その分2行目にタグを持ってくれば視認性も良くなりますね。ただ残念ながら、筆者が使っている拡張機能ではこれを直接行うことができません。公式のだとできるのかしら…。
タグはクリックできるし、クリップ時に追加できる
上記の通り、ウェブクリップ時にタグを書き足すこともできるし、後から一覧を見ながらタグをクリックして素早く絞り込むことも可能です。💪
もちろん1クリックでリンク先に飛べる
リンク集たるもの、一覧に見えているリンクをクリックすればすぐにそのリンク先のウェブサイトを表示できて然るべきでありましょう。へへっ、旦那もそう思いやすでしょう!ご安心下さい、Workflowy内のどこからでも、ハイパーリンク🔗をクリックすればすぐにそのサイトへ飛べます。
Webアプリとはそういうものだと思うのですが、Notionは明らかに設計思想が違う(もっとデータベース寄りの考え方な)せいか、これができないのです。2クリック必要です。1クリックだけの差ではありません。まずクリックしてから、次のリンクを目視で確認し、その座標までマウスカーソルを移動してからの2クリック目です。この差は決定的ですぜ。イライライライラ。
ついに対応した、カラーコーティング🎨

Workflowyに色分けの機能が欲しくて野良拡張機能の数々に手を出した貴方。我らの長く苦しい戦いは終わったのだよ。そう、なんと本稿執筆時点で今日から!公式にWorkflowyがカラーコーティングに対応したのです!🎉
もちろんタグだけでなく、通常のテキストも色分けできます。これで情報整理もプロジェクト管理もWorkflowyだけで完結できる見通しが限りなく明るくなってきました。これは本当に嬉しい!
Workflowyを使ってみたい方はこちら。このリンクを使うと、毎月使用できるリストの上限が250個も追加されちまうってんだからお得ですぜ旦那!→ https://workflowy.com/invite/4c6e31a2.lnx
Notionってwebクリッピングにどうよ?

Notionでも、Chrome拡張機能を利用してウェブクリッピングができます。以下はあくまでもこの機能に限定した話ですが、Notion全体の操作性にもつながる大きな問題が多いなー!、という印象でした。
直感的でない操作感:一覧からリンク先へ1クリックで飛べない?
結論から言えば、1クリックで飛べるような表示設定にすることは可能です。ただ、そこに辿り着くまでが全然直感的ではないのですよ…。
何も設定をせずにクリップされた各タイトルをクリックすると、そのタイトルを冠したNotionのページに飛びます。Notion内で1階層下のページに移動したことになりますが、そこには外部サイトへのURLが表示されています。つまり最初のページはリンク集というよりは「Notion内で移動するための目次」のようなものです。
Notion Web Clipperはリンク集を作るというよりも、リンク先の各ウェブサイトについて、長めのレビュー記事を書きたいような場合に便利な機能であるように思われます。
1クリックで飛べるようにする設定
[・・・]メニュー > [Properties] > [URL]のスイッチをONにします。

Notionは勉強しないと使えない、敷居の高い感じがしますね。そんなことない?ぜひ読者諸氏のご意見を賜りたく。
タグがクリックできない!
これは致命的です。筆者は、タグはハイパーリンクであるべきと考えます。つまりタグをクリックすれば、該当のタグを含む全てのアイテムを一覧できるページへ飛べるべきである、ということです。
Notionでこれを実現するためには、わざわざフィルターを作成しなくてはなりませんし、その後も毎回2クリックする必要があります。タグを実装しているウェブアプリなら、ふつうは1クリックでできることですが、Notionではそもそもタグをクリックすることすらできません。
検索機能で出てくるかな?と思ったけど、タグの検索ができず。これはいけませんな。
一覧の中をキーボードショートカットで移動できない!
筆者の不勉強かもしれませんが、ざっとドキュメントを眺めてみた限りでは一覧のアイテム感を移動するためのキーボードショートカットがありませんでした。特にページタイトル(例えば「Web Clips」)とタイトル一覧の間のフォーカスの移動ができないので、非常にストレスを感じました。
筆者は「これを設計した人はマウスしか使わないのだろうなぁ」と伺われるようなシステムはできるだけ避けるようにしています。筆者とそのシステムの相性が悪い可能性が高いからです。
Notion(のあくまでのWeb Clipping機能についてのみ)をボロカスに言う結果になってしまいましたが、お役に立てば幸いです!
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