「怒涛のオンライン化」一色だった2020年に比べれば、翌2021年はすこし落ち着いた感じがしますが、教育の現場ではハイブリッド授業とか言い出す始末で、先生方は様々な辛苦困難があったことでしょう。本当にお疲れ様でした。
この2年間で「自分でググれる人」とそうでない人の差がこれまで以上に顕著になりましたね。インターネットの一般化が1995年のWindows95発売から加速したとするならば、あれから26年です。この四半世紀の間に何も努力してこなかった人々は、完全に時代から取り残されてしまったのかもしれません。この分断の溝は深く広いものですが、今からでも何とかしようと思っている人がこれを読んでいることに期待して、今年1年間で最も多く読まれた、上位20件の記事をまとめました。
- 20. 選挙で誰に投票すればいいのか分からない時のググり方
- 19. YouTube字幕検索で、長い動画の必要な部分だけ見る!
- 18. 1文字も打ち込まずに「まるごと」語彙インデックスからQuizlet問題を作成する
- 17. 【媒介語】英語で教える教師の動機づけフレーズ集:Classroom English – Motivating your students
- 16. PDFに音声や動画をリンクして、らくらく授業準備
- 15. Googleフォームをスプレッドシートから自動生成する3つの方法
- 14. Googleスライドのプレゼン画面に書き込みをする5つの方法
- 13. 【まとめ】Pear Deck vs Nearpod:どっちがいいの?
- 12. 【超入門】Google Chrome拡張機能の基礎と実践【ゼロ初級】
- 11. カラーユニバーサルデザインに便利なChrome拡張機能で、スライドを色覚バリアフリーにする
- 10. かんたん!ライトニングトーク Googleフォームで集めたネタをスライドに自動変換する
- 9. Googleスライドのサムネイルを自由に表示/非表示にする
- 8. Google上級へのとびら:「Google認定教育者レベル2」を取得して、より高度な専門知識と技術統合のスキルを証明しよう
- 7. 生徒が宿題を画像で提出!🤣採点どうする?👉iPad + Googleクラスルームで答案を添削する方法
- 6. 🍐Pear Deckで使える!インタラクティブなウェブサイト15選
- 5. 教師のためのChrome拡張機能10選:スターターパック
- 4. 【今がチャンス?】Google認定教育者レベル1を取得して、スキルと専門知識を証明しよう
- 3. 🥉最多閲覧記事の第3位はこちら!🏆
- 2. 🥈最多閲覧記事の第2位はこちら!🏆
- 1. 🥇最多閲覧記事の第1位はこちら!👑
20. 選挙で誰に投票すればいいのか分からない時のググり方
政治的信条は別として、「政治リテラシー」の高低は、ITスキルの巧拙と大きな相関があると思います。なぜなら、どちらも本質的には「情報の取捨選択」だからです。
とにかく重要なことは、まずテレビや新聞を廃して、ネットや書籍で「まともな言論」を読みましょう、としか言いようがないですね。何を読めばいいかを推薦してくれる助言者が貴方の周囲にいるかどうかも大きく影響します。別にツイッター上の誰か知らない人でもよいので、日頃から各分野ごとに「頼れるキュレーター」を探す習慣をつけておきましょう。もちろん、これは政治だけに限ったことではありませんぜ。
19. YouTube字幕検索で、長い動画の必要な部分だけ見る!
Chrome拡張機能はいくらでも紹介できちゃうので、逆に控えめにしているつもりです。この機能とあわせて、YouTube再生速度の限界を突破する拡張機能も使うのがおすすめです。
18. 1文字も打ち込まずに「まるごと」語彙インデックスからQuizlet問題を作成する
2021年は「まるごと」だけでなく「いろどり」の配布データもかなり充実したはずなので、日本語教師のみなさんは、この記事と同様の方法でQuizletの大量生産が可能ですね!
17. 【媒介語】英語で教える教師の動機づけフレーズ集:Classroom English – Motivating your students
英語を使うかどうかや、どこで何を教えているかに関わらず、実践的な教授法の訓練を受けたことがないまま、手探りで教えている先生方には是非、読んでみて欲しい記事です。まずは学習者に向けて発する言葉から見直そうよ、という話です。
16. PDFに音声や動画をリンクして、らくらく授業準備
PDF版の教科書を使っている先生にはおすすめです。
15. Googleフォームをスプレッドシートから自動生成する3つの方法
何か面倒な作業がある場合には、まずググりましょう。きっとその問題はもう、世界の誰かが解決済みなはずですから。この記事は筆者が実際に、そう考えてググりながら書きました。筆者自身は何も新しい技を生み出したり開発したりしていません。
ちなみにググる時は、英語で検索するのが望ましいです。ITスキルと英語力には密接な関係があるので、ITスキルを高めたい人は英語力も高める必要があります。ある記事の一部に「英語で情報収集することの重要性」という一節を書いたので、よろければこちらも是非お読みください。
14. Googleスライドのプレゼン画面に書き込みをする5つの方法
画面書き込みはプレゼンテーション技能の基本中の基本だと思うのですが、これが上手にできる人をあまり多くは見かけません。今はタブレット端末も普及して、画面書き込みが格段に容易な世の中です。ぜひご自分にあった方法を探してみて下さい。
13. 【まとめ】Pear Deck vs Nearpod:どっちがいいの?
主な機能の違いの他に、無料版と有料版の違いや、どういう時にどちらを使うとよいのか、というよくある質問への回答もまとめています。
12. 【超入門】Google Chrome拡張機能の基礎と実践【ゼロ初級】
広大なChrome拡張機能の資源の海があるのに、見過ごしている人が多いなぁ、と思い、「Google Chromeって何?」から解説した導入用記事です。
11. カラーユニバーサルデザインに便利なChrome拡張機能で、スライドを色覚バリアフリーにする
「赤で強調したらダメかも?」とか、やたらと色を使うのも考えものだ、というのは筆者個人にとっても学びになりました。色への配慮だけでなく、字がうまく読めない失読症の人のためのフォントを使うなど、ユニバーサルデザインを念頭に置いた資料作りを心がけたいものです。
10. かんたん!ライトニングトーク Googleフォームで集めたネタをスライドに自動変換する
こちらは比較的最近書いた記事なのに、大きく伸びてTOP10入りを果たしました。ライトニングトークについて、より詳しい講座を予定していますのでお楽しみに。
9. Googleスライドのサムネイルを自由に表示/非表示にする
この機能は公式に実装されたようですが、1クリックで切り替えられるという意味では、この記事の方法にも、まだ優位性が残っていると思います。
8. Google上級へのとびら:「Google認定教育者レベル2」を取得して、より高度な専門知識と技術統合のスキルを証明しよう
Google認定教育者レベル1と比べてかなり広範囲の知識と運用能力が試される印象ですが、Googleによる単なる我田引水の認定資格に留まらず、現代的なテクノロジーを援用した教育手法に関する高度な知識と能力を備えた人材を育てたい、という哲学が伺えるような気がします。対外的な訴求力(履歴書に書くとか)以上に、貴方自身のためになると思いますよ。
いやしかし、この記事に関してはちょっと有益な情報を大盤振る舞いしすぎたかな?という気もしています。そのうち隠すかも。笑
7. 生徒が宿題を画像で提出!🤣採点どうする?👉iPad + Googleクラスルームで答案を添削する方法
オンライン授業を頻繁に行うようになって、iPadを活用する人も増えたと思います。Googleクラスルームの機能を使って、答案の画像に手書きで添削やコメントをする方法を紹介しています。
6. 🍐Pear Deckで使える!インタラクティブなウェブサイト15選
いや自分でもよく実験したと思います。もっと褒めて欲しいです。
5. 教師のためのChrome拡張機能10選:スターターパック
考え方の違いもあるかと思いますが、教師は授業準備に時間をかけ過ぎか、あるいはかけな過ぎ(笑)の両極端だと思います。授業準備が大変なのは、多くの場合、ご自分が原因だということをまず認識しましょう。あれもこれもやりたくなるのをグッとこらえて、「時短テクニック!」などの甘言につられて新しいものに飛びつく前に、まずこの言葉を思い出しましょう:LESS IS MORE.
ですから、この10個はどちらかというと授業準備を楽にするものよりは、授業中の教師を支援するためのものに重きを置いて選んだつもりです。ただ、同じ視点でも今なら別の機能を多く選ぶと思います。このシリーズで続編を書くかもしれません。
4. 【今がチャンス?】Google認定教育者レベル1を取得して、スキルと専門知識を証明しよう
多くの読者の方がスキルアップに興味がお有りのようで、何よりです。このレベル1を「準備なしで合格できる実力がある人」が、筆者が考える「標準的なITスキルを持った人」です。21世紀の教師なら、このくらい出来て当然です。
ただ現実はそうも行かず、レベル1がとれれば「かなりすごい人」と言う方が現場の感覚に近いと思います。逆に言えば、レベル1の実力を身につければ、それだけで(教育業界では)「群を抜いて優秀な人材である」という証明になり得ます。もちろん、普段から何でもおググり遊ばされる貴方が周囲のコンピュータ音痴の人と比べて優秀なのは当たり前ですが、それが改めて明文化されるということです。
3. 🥉最多閲覧記事の第3位はこちら!🏆
🥉使おう!マウスカーソルの強調表示/画面注釈ツール🏆
筆者はプレゼン後に「今のツールは何ですか」と聞かれることがとても多いのですが、ちょっとググればすぐに見つかるようなツールしか使っていません。たったそれだけの手間で、貴方が「あのツールはなんだろう」と思うほどの効果をプレゼンの場で発揮できるようになるのです。
多くの方は標準のツールだけで満足してしまって、それ以上のことに想像が及ばないのだと思いますが、ぜひこの記事をきっかけに「あんなことができるツールや機能はあるのだろうか」と普段から考える癖をつけて下さい。答えはたいてい “YES” です。
2. 🥈最多閲覧記事の第2位はこちら!🏆
🥈Googleスライドを「フルスクリーン+サムネイル無し+編集モード」で使う🏆
この記事がなぜか堂々の2位入賞ですが、9位の記事の方がおすすめです。
1. 🥇最多閲覧記事の第1位はこちら!👑
🥇「Zoomで画面共有しながら参加者の顔を見る方法」👑
この記事が1位というのは、オンライン化(というよりZoom化?)の波を象徴するような結果ですね。
ここに書いた内容もZoomのバージョンによって挙動が変わるようなので、実際には何とも言えません。デュアルモニター設定にするのが一番よいと思います。
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