世界中の日本語教師が集まる「Zoomでハナキン1127」で教わったこと、話したこと、思ったこと

#ほぼ週刊ググレカス

Zoomでハナキン1127に参加しました。世界中の日本語教師たちがZoom上に集まってイチャコラします。「中の人」の村上先生、いつもありがとうございます。

佐久間さんの「文章を書く方法とその周辺について」

ブログが有名な佐久間さんの、書く取り組みについてのお話から始まりましたね。アウトプットについてとてもよく考えておられる人ですね。ただ、彼の話が目からウロコ!と思った人は、ちょっと知的生産の技術について勉強が足りないと思います。梅棹忠夫や、木下是雄、バーバラ・ミントなどの古典的名著から始めて、大学院生が論文を書く前に読まされるような本を10冊ぐらい、読みましょう。

「理科系の作文技術」は、理科系とか文化系とか関係ありません。自称文系の人でも必読です。論文の作法についても書いてありますが、何よりも、何かを人に伝える時の心構えのようなものを教えてくれるのがありがたいです。

あなたが発信した情報は、独り歩きする

「自分が発信した情報が、その意図した文脈から切り離されて独り歩きする」現象は、文字数制限があるtwitterでは特に顕著ですが、それに限りませんね。有名な歌の一節が別の曲面で利用される例を挙げてくれていましたが、この現象を肯定的に捉えている佐久間さんは、とても情報発信に向いている性格だなぁ、と思いました。

Kindle unlimited情報の取得

これは知りませんでした。Kindle版書籍の情報が簡単に調べられるサイトをコメント欄で教えてくれた方々、ありがとうございます。いや便利便利。

しかし最近は定額サービスばっかりだから、Amazon primeとかSpotifyの利用料ぐらいはネットで稼ぎたいなぁ。

今週のギター部

ジングルベルのコードを弾く練習をしました。T子さんもR丸さんもとても集中力があって、黙々と、お互いの音がZoomで錯綜するのもまったく意に介さず、コードを弾き続けます。遊びに来てくれたKおりさんは為す術なく、しばし呆然とするも、カリンバでメロディを弾いて参加してくれました!

ギターの「ストローク」は誤用。「ストラム」が正解!

ギターをじゃかじゃか掻き鳴らすことを、日本だとプロのギターの先生でも「ストローク」と呼ぶことがとても多いです。でもstrokeという単語が単体でギター演奏の文脈で使用されることはごく稀で、むしろ日常では医学的な発作を指すことが多いはずです。ぜひコーパス分析が得意な人に調べていただきたい!

追記:”stroke”は、ギターを弾く手を上下させる方向を指示する時に使います。down strokeとか、up strokeなどと言います。だからコーパスを調べてもきっとかなり共起が見られるはずですね。

さて、ギターで世界デビューを目指すあなたは、将来、英語でインタビューされた時に困らないように「ストラム(strum)」と言いましょう!ちなみに「カッティング」は和製英語です。「リズムギター」と言いましょう。

H子さんが「ハーモニクス」を覚えました!

Led Zeppelinが大好きな?ギター部のH子さん、Dazed and confusedをよく弾いてくれるのですが、この曲で重要なテクニックとなる、12フレットのハーモニクスを覚えました!リフの合間に挟めるように練習しましょうね。

楽器の練習に役立つすごいアプリ

  • Chordbot
  • ジングルベルの練習中に、H子さんにお役立ちアプリを教えてもらいました。まだ試していませんが、コード進行を自分でセットして練習用のカラオケをつくれるアプリのようです。こちらは無料版のLiteがあるようです。
  • iRealPro
  • 筆者のおすすめは、なんと言ってもiReal Proです。改名される前から使っていますが、コード譜の作成等があまりにも簡単なので、ギターレッスンや練習はもちろん、作曲にもジャムセッション用の譜面作成にも使いますし、音楽生活の必需品です。激しくおすすめです。

たぶん第4回ハナキン洋書倶楽部

Mっちー弟がおすすめの本を紹介してくれました。

  • “Educated: A Memoir”
  • Tara Westover

オーディオブックで聴いた場合、「この本を読んだよ」とも言いにくいし、聞いたよ、もなんかなー、とか思いながら聞いてました。女性や弱者が虐げられる話はもううんざりだけど、無視できないですね…

これの翻訳版のタイトルがどうして「エデュケーション:大学は私の人生を変えた」になっちゃんだろう?という話になりました。絶望的にセンス悪いよね。でも逆に、一般大衆ならこういうタイトルで興味を喚起できる、と思われているということの表れでもあるでしょう。随分とバカにされたもんですね。立ち上がれ、知的市民たちよ!

ちなみに

斉藤○貴はモルモン教徒だった
村井理子(むらいりこ?)は日本の有名な訳者
みたいな豆知識を仕入れました。へーへー。

H子さんの本棚

もはや洋書倶楽部の中の1コーナーとも言える、H子さんのおすすめ書籍紹介が今回もありました。彼女は多読家で、本当にすごいです。あとからあとから「これもおすすめよ〜」と暗くてつらい内容の本が出てきます。3冊ぐらい紹介してくれました。

  • 「戦争は女の顔をしていない」
  • スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
  • 「生きて帰ってきた男」
  • 小熊英二
  • 「82年生まれ、キム・ジウン」
  • チョ・ナムジュ

お返しに、「小熊英二はバンドマンらしいよ」という豆知識をみんなに広めておきました。

Flickrで読める「ジャズの絵本」

筆者もおすすめ本の紹介を試みましたが、リンクを覚えて無くてぱっと紹介できませんでした。これこれ。

Hughes - First Book of Jazz (Roberts)001

ラングストン・ヒューズによるとっても素敵な「ジャズの絵本」が、なぜかFlickr上に公開されています(しかも明らかに図書館の本)。とてもわかり易い英語と、かわいくて楽しい挿絵がとっても素敵なのですが、Flickr上だとめっちゃ読みにくいです。笑 なお、FlickrのProアカウントを持っていない人は広告が表示されるようです。

ハナキン初参加の人の部屋へ挨拶(荒らし?)に行く

ギター部と洋書倶楽部だけにいたら、もはや顔なじみのいつものメンバーだけだ!これはまずい!と思って、ハナキン初心者の部屋にあいさつに行きました。結果的にそれまでの話の腰をへし折ってしまったようです。すみませんでした。でも、初参加の人のブログとか、ぜんぜん初参加じゃないSナさんの自作ラノベとかを教えてもらいました!

🔴筆者のブログもよろしく!人生ネタでできているので、ネタが有りすぎて書ききれていませんが…。

フランク・ザッパのドキュメンタリーが公開

この記事のトップ画像はハナキン1次会終了時の記念撮影なのですが、その瞬間にCばさんから突っ込みを頂いている話題がまさにこれです。以下はトレイラーです。配信の見かたはググってみて下さい。

[2次会] ポテチ勝負

密かに2次会の恒例となっている「〇〇の見せ合いっこ」、今週はポテチでした。フランスのトリュフチップスは不味いらしい。いつものようにH子さんがZoom越しにいろいろ振る舞ってくれました。くっそーごちそうさま。

優勝はMっちー姉じゃないかなー。あわび?と酢豚?のポテチ。香港のカルビーはやばいらしい。

[2次会] Slackで添付ファイルに直接、落書き(添削)をする!

Nりんが困っていたのでWおんさんがSlackの拡張機能で使えそうなものを調べてくれて、CコさんがSlack上に実験スペースを作ってくれました。美しいチームワーク!筆者は落書きができるようになる前に寝落ちしちゃったので、あとでチャットのログを頼りに勉強しました。

Markup Heroという機能をSlackの管理者がワークスペース上に組み込むことで、PDFや画像をMarkup Heroに転送し、落書きすることができます。結局、添削した文書か共有用リンクをコピーして、Slackや他の情報共有場所に貼り付け直す必要があります。詳しくはこちらのビデオでどうぞ。

[2次会] 脱グーグル、卒グーグル?

ある人はGoogleのサービスを使わないようにしているそうです。もちろん信教の自由を認めることには賛成ですから、Google信者でない人が自由に生きる権利を認めてあげることはとても重要です。実は、その人の話は宗教としてのGoogle(笑)ではなくて、もっと現実的な「Googleがあと10年もつと思う?」という疑問でした。これに答えるのはとても難しいです。誰にもわからないことですよね。ただ、何でもかんでもGoogleに頼りすぎると、いざGoogleがなくなったら困ってしまうのは目に見えていますね。

そんな時代の潮流の読みとは別の問題もあります。そもそも非公式な社是の中でもっとも重要な一文であった “Don’t be evil” を削除してしまったGoogleが今でも信頼に足りうる企業なのか、というのは大いに疑問です。ご存知でしたか? つまり、今のGoogleは “Can be evil” なわけです。以下、2018年の記事から。

Google Removes ‘Don’t Be Evil’ Clause From Its Code of Conduct

Google’s unofficial motto has long been the simple phrase “don’t be evil.” But that’s over, according to the code of conduct that Google distributes to its employees. The phrase was removed sometime in late April or early May, archives hosted by the Wayback Machine show.

gizmodo.com

とは言え、筆者は状況を楽観的に見ています。例えば近い将来、Googleが独占していたある便利なサービスをやめてしまったとしましょう。どうなるでしょうか。おそらく、かなりの確率で世界中のガチのハッカー(これは褒め言葉です)が同じサービスを無料で開始するはずです。このような楽観的なシナリオに基づくなら、いまGoogleのサービスを使わないでおくのはもったいないと思います。Googleに慣れ親しんでおく(依存することではないですよ)ことは、「何が現代の技術的スタンダードなのか」を理解しておく上で非常に重要なことだと思います。特に日本語教育業界の人はインターネットもコンピュータも全然わからん、という人が多いように見受けられます。現状では、Googleを使いこなしている人が「ふつう」なのです。そうでない人は、Googleの次の時代が来ても、Google全盛時代の常識を学ぶところから始めなくてはいけないかもしれません。あるいは、そんな常識を覆すほどの革新が起きたら、話は別ですが、テクノロジーに対する「肌感覚」のようなものは常に持っていて欲しいな、とコンピュータリテラシーの教師としては常々思います。

[2次会] 絵しりとりオンラインお絵描きアプリ

Cコさんが教えてくれたみたいです。筆者は寝てましたが(笑)、チャットのログに残ってました。イラストチェイナーというアプリ。

[2次会] CITIZEN FOUR

ゲーム部屋でひとしきり遊んできたと思われる人々と昭和歌謡部屋で合流しました。2次会はあんまり部屋のタイトルの意味はなくて、あそこに人が残ってるから行ってみようぜー、みたいなノリです。案の定、昭和歌謡の話にはならず、Lアンさんが香港の現状を憂う話(西でも東でもなかった香港の良さが失われてしまった、等々、大変興味深かったです)から、なぜかエドワード・スノーデンの話になり、スノーデン事件を知らない人がいたので、ちょっとこれは問題だなと思い、べらべらとしゃべりました!既に映画化されているので、ご存じない方にはぜひ見てほしいです。スノーデンが英ガーディアン紙のグレン・グリーンウォルドと映画監督のローラ・ポイトラスの2人に香港で接触する下りなど、下手なスパイ映画よりもスパイしてます!各国語字幕がついた本編が、youtubeで無料で見られるようです。以下はトレイラー。

21世紀のウィスルブローワー(内部告発者、公益通報者)として今のところ最も有名なのは以下の3人でしょう。1人でも名前を知らなければ、ぜひググってみて下さい。日本のマスコミには、まず出てきません。

  • エドワード・スノーデン
  • ジュリアン・アサンジ
  • チェルシー・マニング

次回はアイルランド語で乾杯〜!

次回はM子さんが乾杯の音頭をしてくれますね。なんかアイルランド語の発音にも色々あるらしいの、乾杯の発音も綴りからは想像できない発音でした。来週は、らいけんがM子さんにこき使われる?みたいです。お楽しみに〜。

close

ほぼ週刊ググレカスへようこそ

新着記事のお知らせを受け取ることができます!

プライバシーポリシー

コメント

Copied title and URL